黒柴だいすけ、10年目のフィラリア予防。薬を飲ませるための奮闘と、たどり着いた方法。

黒柴ケア

リード文(導入)

フィラリア予防薬を飲ませるのって、本当に大変です。

おやつタイプなのに食べてくれない。
ごはんに混ぜても薬だけ残す。
何をやっても見抜かれてしまう…。

我が家の黒柴・だいすけ(もうすぐ10歳)も、そんな“薬に超敏感な子”の一頭です。

でも、フィラリアはしっかり予防しないといけない。
そこで、これまでの失敗と試行錯誤の積み重ねを経て、ようやく安定して飲ませられる方法を見つけました。

今回は、そんなだいすけとの10年目の実践ノウハウを詳しく紹介します。


1. 食いしん坊なのに、薬だけは拒否

普段のだいすけは、ドライフード派。
毎日決まったフードを計量して与えているため、味・匂い・食感の変化にはとても敏感です。

最初に与えたのは、ネクスガードスペクトラ
ソフトチュアブルタイプの、おやつのようなフィラリア予防薬です。

でも結果は――食べずに終了

そのまま出しても食べない。
ごはんに混ぜても、薬だけ残すという見事な選り分け技術を見せつけてきました。


2. 大好きなさつまいもも通じず…

次に試したのは、好物のさつまいも作戦。
薬を砕いて、さつまいもに埋め込んで与えました。

最初の一口は食べたものの、薬が口から出てしまい、さつまいもだけを完食

以降、警戒して薬入りのさつまいもだけを見抜いて残すようになってしまいました。


3. ウエットフード混ぜ作戦、しかし好みが強い

続いて、薬を粉末状にしてウエットフードに混ぜる方法に挑戦。

これも一筋縄ではいきませんでした。
だいすけはウエットフードに関しても好みがハッキリしており、

  • 好みの味:ささみ系、さつまいも入り
  • 苦手な味:牛肉風味、野菜多め(匂いだけで拒否)

と、なかなか手強い相手です。

中には、まったく口をつけないものもあり
その場合は、ささみチュール、鰹節、以前食べていたフードを追加しても食べず、
どんどん量が増えて一食では収まらない事態になることも。


4. クレデリオプラスにも挑戦。錠剤なら砕けるか?

「ソフトチュアブルは潰しにくいから、錠剤の方がよいのでは?」と思い、
クレデリオプラスに切り替えました。

こちらもビーフ味ですが、錠剤なので期待して挑戦――

しかしこれがとにかく硬い!

スプーンの背で押してもびくともせず、全体重をかけても潰れず、手が痛くなる始末
しかも、体重11kg以上用のサイズは大きく、混ぜるウエットフードの量も多くなるため、だいすけにバレるリスクも高まりました。

そのため、最終的には再びネクスガードスペクトラに戻ることに


5. 現在の必勝パターン(だいすけ流)

そんな紆余曲折を経て、現在もっとも成功率が高い方法がこちらです。

■ ネクスガードスペクトラを粉状に砕く

スプーンの背を使って、
「トントントン → ギューギューギュー → トン!」と押しつぶし、つんつんつんとほぐしていく。

ポイントは、食感で薬を感じないように、均一な粉末にすること


■ 混ぜるのは、ローソンの犬用ごはん

「鶏ささみと3種の彩り野菜」

だいすけのお気に入りで、**ささみの風味とほどよい“とろみ”**が特徴。

この**“とろみ”が薬の味(特に牛肉風味)を包み込み、違和感を感じにくくする効果**があるのです。

無添加系のウエットフードは安心ですが、とろみが少ないものは混ざりにくく、薬の存在が目立つこともあるので注意。


6. おわりに|大切なのは「観察と工夫」

だいすけとの10年でわかったのは、**「万能な方法は存在しない」**ということ。
でも、飼い主がその子のことをよく観察して、少しずつ工夫していけば、その子に合ったやり方は必ず見つかると実感しています。

もし、薬を飲ませることに悩んでいる方がいれば、
ぜひ今回のだいすけの経験が、参考になれば嬉しいです。

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